例年の頭打ちの大会から脱却して、21世紀の幕開けに相応しい大会にした神戸市民レガッタです。 「ヒトがいない」 「カネがない」 「モノがない」 そんな例年の状況を打破して、実行委員会を結成した。 3年後、5年後を睨んでこの大会を変えようと、実行委員会で『市民レガッタの在り方』を議論し、レース以外にも色々と 志向を凝らし、実験的な要素を取り入れた。 全種目に持ち廻りの優勝カップやメダルを新調し、「勝者に対する敬意」を表した。 エンターテイメントテントを新調し、アルコールを片手にボート談議をする「格式高い社交場」も設置した。 一体、市民レガッタは誰の為の大会なのか? 『ヤッて楽しい、見て楽しい、手伝って(ボランティア)楽しいボート』を実現する実験場となり、今後の課題も噴出した。 |
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新しい試みのひとつが、この赤と白のエンターテイメントテントの設置です。 ヘンレー・ロイヤル・レガッタの『格式高い社交場』を目指して、フィー(席料)を募り、アルコールとツマミで、神戸市漕艇連盟の長老達をもてなした。 「レース結果の速報があれば、話題になる」と、長老達からは次年度への課題を頂いた。 次年度には更に発展させたい試みのひとつです。 参加者も河川敷でバーベキューを楽しんでいます。 七輪やコタツまで持ち込んで、マージャンをしていた参加者もいた。 来年は、もうすこし温い時期に開催予定です。 |
成年一般KFの部のスタート地点です。(コース長は、300m) コーチャーズボックスには、インストラクターを乗艇させ、一般市民にも安全にレースを楽しんで貰える試みをした。 【開催種目】 少年男子:4×+、2×、1× 少年女子:4×+、2×、1× 成年一般:4+、KF、2×、1× 成年混成: KF 成年女子:4+、KF、2×、1× |
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本部テントの一駒。 パソコンプログラムのトラブル発生! レースへの影響を最小限に抑え、全レースが無事終わった。 |
今年は、持ち回りの優勝カップを全て新調し、勝者には名誉を贈った。 レプリカのカップやメダル・賞状を中村会長より手渡された。 3年後・5年後の大会を考えて、運営資金が無い中、この部分にはお金をかけました。 今後の運営資金の配分の仕方を考える上で、実験的要素を含んだ試みです。 (会計担当の手腕が光った試みでした。) |
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一体、市民レガッタは誰の為の大会なのか? そんな疑問に対して、左の画像がひとつの結果を出した。 やはり、一般市民を巻き込んだ大会にしなくては! 神戸市民レガッタは、今年で39回を迎える歴史のある大会。 更に発展させる為には課題はたくさんあるが、将来を見据えて、次回も実験的要素を含んだ大会としていきたい。 |